麻生です。
ついに60回目の誕生日を迎えることになってしまいました。
若い頃は、自分が還暦を迎えるなんて想像もできなかったけど、今の時代、若くして命を落とさなければ誰でも迎えることになるんだということを実感。
実年齢と脳でイメージしている自分の年齢は、年を取れば取るほど乖離していくもので、実は私はまだ40代ぐらいの感覚なんです。
若い人も同じじゃないかな。
嬉しいことに社員から還暦祝いとして60年物のワインをプレゼントして貰いました。
60年前に作られたワインが飲めるとは想像したこともなかったです。
ワインのおまけに私が生まれた日の新聞が同封されていて、早速読もうと思ったのだけど、A3サイズに縮小されていたため老眼では厳しく、100均で虫眼鏡を買ってきて読んでみました。
当時は、自民党の池田勇人首相で、池田首相と社会党(当時の野党第一党)委員長の会談が物別れになったというニュースや、医師会と政府が医療費の件で揉めているニュースが1面に載ってました。
与野党が連携できないことや、医師会と政府がしっくりこないなど、今の状況と同じですよね。
ヒナ祭りをテーマにしたコラムが載ってました。
「3月3日は女節句で、5月5日は男節句というのが国民の認識だけれど、5月5日は男女問わずこどもの日であり、ヒナ祭りもそうであるべき。
ちかごろ(昭和36年)の若い男女の集まりでは、男の子が料理番やサービス役を引き受ける。男女の役割もよほど変わってきた。」と書かれてます。
60年前の記事ですよ。
女性蔑視発言でオリパラ組織委員会会長を事実上クビになった御仁が23歳の時です。
60年たっても未だにジェンダー問題で揉めてるってのはちょっと笑えますね。
60年前には、炊飯器や電子レンジもコンビニや通販もパソコンやインターネットやスマートフォンもテレワークという働き方も存在せず、現在の生活様式は想像できなかったと思います。
60年後には、今存在していない沢山の物やサービス、職業、価値観で溢れているんでしょうね。どういう社会になっているのか想像できません。
でもきっと、技術は進歩していても人も社会も成熟しておらず、相変わらず同じようなニュースが配信されているんでしょうね。
2081年に還暦を迎えた今年生まれた人が、誰かから今年作ったワインと2021年誕生日のニュースを閲覧できる何かをプレゼントされたら、きっと私と同じ事を考えるのかなと思うと面白いですね。
その頃は今より健康寿命が伸びていて、還暦と言っても今の40歳ぐらいの感覚なのかもしれません。
ところでワインは未だ栓を開けていません。いつ開けるか悩んでます。